いざ商品を探そうと思い化粧品売り場に行くと、色んな化粧品会社の色んな商品が山ほど並んでいますよね(汗)その中で自分に合った商品を選び出すってまぁ〜大変ですよね。
しかも商品を取って裏を見てみると、細かい字でカタカナや英語や数字でしかも成分の名前が長く書かれていて、意味も分からなければ読む気もなくなってしまって諦めて帰る。こんな感じになっちゃいますよね。
実は商品を売る企業側にも様々なルールが存在します。このルールが僕たち消費者側からしたら商品の中身を読み解くカギにもなっているのです。
そこで覚えなければけない事
・分からない単語
・化粧品のルール
これができれば、ある程度どんな商品にも応用できます。この記事で覚えちゃいましょう。
本記事の内容
・基礎化粧品の目的
・自分に合ったスキンケア化粧品を探し出せ!基礎化粧品の基本ルール4選
・実際の商品からベース成分を見極める!
・ベース成分分析
・まとめ
シンプルをもっとうに美肌を追及し続けるスキンケアアドバイザー。
素肌をキレイに清潔にケア!女性はもちろん男性もスキンケアをする時代! どうせ歳をとるなら、キレイにカッコよくこの時代を生きていきたい。
基礎化粧品の目的
「肌を清潔に」「肌を守る」「肌を整える」を目的として作られてます。クレンジング、洗顔、化粧水、美容液、乳液、クリーム、日焼け止めは全て「肌を清潔に」「肌を守る」「肌を整える」につながっていきます。ここは押さえておきましょう。
そこで、基本的な基礎化粧品のルールを知って、より自分に合ったスキンケア商品を探していきましょう。商品の成分も見ながら具体的に解説していきます。
自分に合ったスキンケア化粧品を探し出せ!基礎化粧品の基本ルール4選
基礎化粧品の基本ルールを覚えよう※医薬部外品(薬用化粧品)は入りません
- 商品に入ってる全成分は全て書かなければいけない。
- 成分配合の多い順に書かなければならない。
- 1%以下の成分は任意で順番を前後しても良い
- 着色剤と香料は配合量に問わず一番後ろに書いても良い。※「着色剤」は色を付ける 「香料」は香りを付ける
このようなルールになっています。
1%以上配合しているか配合してないかが、その商品のベース成分を見分けるポイントになります。
実際に商品の裏の成分を見てみると1%以上はこちら!みたいな感じには書いてありません。
注目ポイントは、基本ルール②の配合の多い順に書かなければならない。って所なんですが。いっぱい書いてある成分の中のいったいドコなのさぁ?って事になります。ルールだけ見ても分かりづらいので、具体的な商品で見ていきましょう。
実際の商品からベース成分を見極める!
基礎化粧化粧品は医薬部外品(薬用化粧品)みたく有効成分(ベース成分)とは書けません。自分でベース成分を見抜く力が必要になってきます。
一緒に勉強していきましょう!
商品に入ってる全成分は全て書かなければいけない
まずは参考例として、KOSÉ肌潤化粧水で見てみましょう。
水・BG・エタノール・グリセリン・ジグリセリン・グリコシルトレハロース・コメエキス・ダイズ発酵エキス・ビフィズス菌発酵エキス・EDTA-2Na・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・オクチルドデカノール・キサンタンガム・クエン酸・チオ硫酸Na・リン酸2Na・加水分解水添デンプン・乳酸Na・メチルパラベン
※一般的には、最初の一行目に記載されてる成分(ほとんどが最初の2.3個目までが1%以上入っているとされています。1%以上入ってるものがその商品のベース成分に該当します。)
成分配合の多い順に書かなければならない
水・BG・エタノール・グリセリン・ジグリセリン・グリコシルトレハロース・コメエキス・ダイズ発酵エキス・ビフィズス菌発酵エキス・EDTA-2Na・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・オクチルドデカノール・キサンタンガム・クエン酸・チオ硫酸Na・リン酸2Na・加水分解水添デンプン・乳酸Na・メチルパラベン
1%以上入ってる成分までは配合量順になっています。
1%以下の成分は任意で順番を前後しても良い
水・BG・エタノール・グリセリン・ジグリセリン・グリコシルトレハロース・コメエキス・ダイズ発酵エキス・ビフィズス菌発酵エキス・EDTA-2Na・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・オクチルドデカノール・キサンタンガム・クエン酸・チオ硫酸Na・リン酸2Na・加水分解水添デンプン・乳酸Na・メチルパラベン
1%以上配合と1%以下配合の境目
水、BG、エタノール、グリセリン ジグリセリン ※ジグリセリンはグリセリンの仲間
位までが1%以上入っているのかなと考えられます。
なぜなら、その6番目のグリコシルトレハロースはトウモロコシのデンプンから抽出されています。
(植物由来エキスは基本的には1%以下に配合する事が多い。理由:コストが高い、もともと成分そのものが薄い為1%以上配合する事は考えにくい)
ジグリセリン以降は順番通りに記載されてなくても良いと言える。
分かった事
水・BG・エタノール・グリセリン・ジグリセリン がべース成分1%以上入っていると予想できる。
着色剤と香料は配合量に問わず一番後ろに書いても良い
水・BG・エタノール・グリセリン・ジグリセリン・グリコシルトレハロース・コメエキス・ダイズ発酵エキス・ビフィズス菌発酵エキス・EDTA-2Na・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・オクチルドデカノール・キサンタンガム・クエン酸・チオ硫酸Na・リン酸2Na・加水分解水添デンプン・乳酸Na・メチルパラベン・(香料)※KOSÉ肌潤化粧水には実際には香料とは書かれていません。
参考例 KOSÉ肌潤化粧水(全成分)にもし一番最後に香料と書いてあれば、その香料は1%以上入ってるケースもありますよという事だけ覚えておいておきましょう。
普通に考えると1%って少ないイメージですが、化粧品に1%入ってる事はかなり多い用量なのです。
※肌に影響がある成分のほとんどは、基本ベース成分が関係しています。なので商品に入ってるベース成分を見極める事が重要です。(ベース成分は大丈夫そうなんだけど、肌に悪影響が出てる時は1%以下の成分も見てみる)※金属アレルギーなら○○亜鉛が入ってないかなどをチェック!ベース成分が自分の肌に合っているかを確認しつつ使ってみる事が何よりも重要なのです。
ベース成分分析
ベース成分が分ったら、そのベースがどんな肌質に合うのか分析していきます。
水・BG・エタノール・グリセリン・ジグリセリン・グリコシルトレハロース・コメエキス・ダイズ発酵エキス・ビフィズス菌発酵エキス・EDTA-2Na・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・オクチルドデカノール・キサンタンガム・クエン酸・チオ硫酸Na・リン酸2Na・加水分解水添デンプン・乳酸Na・メチルパラベン
の中からベース成分を抜き出します。
- 水・BG・エタノール・グリセリン・ジグリセリン
水 | 精製水 水道水をろ過した水(不純物を取り除いた) |
BG | ブチレングリコールの略。保湿効果、抗菌効果が期待でき安全性の高い成分です。 さっぱりした質感で刺激もほとんどない。 |
エタノール | エチルアルコールとも言う。消毒でお馴染みのアルコールの一種です。 主に防腐効果などの期待ができ、肌の引き締め、浸透しやすくさせる事(角質層まで)期待できます。デメリットとして、アルコールアレルギーの方は肌荒れの原因になる場合があります。 |
グリセリン | グリセロールとも言う。無色透明の液体でアルコールの一種。強い吸湿性を持つ 保湿剤として化粧品などに多く配合されています。 |
ジグリセリン | 2個のグリセリンを結合させたもの。グリセリンの仲間で保湿効果の期待がきます。 しっとり感を出してくれます。 |
ベース成分を見て分かる事
保湿効果が非常に高く、肌の引き締め、さっぱりしつつもしっとり感が期待出来る商品だと言えます。
デメリット
アルコールアレルギーの方は注意が必要。
どんな肌質に適任
乾燥肌や混合肌の乾燥してる部位の保湿補給には非常にお勧めです。
まとめ:1%の境目を見抜く
自分に合ったスキンケア化粧品を探し出せ!「基礎化粧品の基本ルール4選」を徹底解説!をしてきました。
成分表示を見る時は、一気に見てしまうとごちゃごちゃして分からなくなってしまいますよね。
ある程度知識がある方なら是非見て欲しいのですが、これから始める方は最初の一行をまず見てどんな成分が
商品のベース成分なのかを見極めて、そのベース成分が自分に合っているかを見てみましょう。
ここまで出来たら2行目の成分に目を通すようにしてより細かい所まで
見てちゃんと自分の肌に合う商品なのかを見極めていきましょう。
見極めるには化粧品の1%の境目が大事になってきます。
このやり方を覚えて色んな基礎化粧品の裏の成分表を見てみましょう。
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